インプラントそのものはチタンという金属でできているので、感染等を起こさない限り半永久的に使用できますが、現実はそうではありません。インプラントの欠点でも述べていますが、インプラントは歯周病になる可能性があります。また、無理な設計の治療計画を立てると、インプラントの失敗でも述べているように、オーバーロード(過剰負担)になる可能性もあります。

現状として、40年以上機能しているインプラントがあるという報告がある一方で、インプラントの5年成功率は95%以上、10年成功率が90%以上というのが一般的な論文報告です。その大きな理由が歯周病オーバーロードの二つと言われています。

オーバーロードを避けるには、全体の噛み合わせを考慮した適切な治療計画が必要です。さらに、歯周病はインプラントの大敵なので、現在歯周病である方は、歯周病を治すのを前提としてインプラント治療を受けなければなりません。

詳細な検査をせずに、あるいは歯周病治療を受けずにインプラント治療だけを受けてしまうと、5年後や10年後にしっぺ返しを食う事になります。
 

対策:吉田しげる歯科では、日本歯周病学会認定歯周病専門医顎咬合学会噛み合わせ認定医の元、全体の噛み合わせを考慮した治療計画をたて、的確な歯周治療を施しながらインプラント治療にあたります。また、治療後も歯周病専門医の元で定期検診ができるので、安心です。